【破傷風】東南アジアの怖い感染症
- 感染原因:土から傷口へ侵入
- 症状:全身のけいれん
感染リスクのある地域
東南アジア全域
どうやって感染する?
土などに広く生息している(日本にも)破傷風菌が、傷口から侵入して感染します。
目立つ傷でなくても、目に見えないような小さなすり傷でも菌が入り込む可能性があります。
症状は?
初期症状として、口が開けにくくなったり顔が引きつる(破傷風顔貌)といった症状がみられます。
さらに、全身の大きな筋肉のけいれんが起こり始めます。
重症になると、呼吸ができなくなったり、血圧や心拍数が急激に変化して突然心停止になったりすることもあります。
死亡率の高い感染症なので注意が必要です。
直すには?
破傷風菌を除去するため抗菌薬したり、抗体を作るために破傷風のワクチンを投与します。
予防する
ワクチンを接種すれば免疫ができ、10年有効といわれています。(ワクチン費用
破傷風は、ほとんどの方が子供のころにワクチンを接種しているはずです。
ただし、接種から10年過ぎると、ワクチンの効果がないもしくは薄れるといわれているので、追加での接種が必要になります。
予防接種が必須
屋外で皮膚の傷を完全に防ぐことは難しいため、どうしても予防接種が必要になります。